キャッシングを法的に言うと・・・

ローンというより、キャッシングの場合に例えるとわかりやすいのですが、 キャッシングとは、法的に言うと、消費貸借契約という契約形態(民法587条)になります。

「貸借」、つまり、貸し借りの契約ですが、消費し得るものを消費する目的で借りて、 借りた物を同等・同種で返却することを目的とする契約です。

この場合、借りた者は、貸してくれた者に対して、利息を付して返却することも可能です。 もちろん、利息はなしでも大丈夫ですけど。 で、キャッシングは、この利息付消費貸借契約になります。

金銭の貸借なので、さらに、「利息付金銭消費貸借契約」となります。 「金銭」がなぜ付くかというと、 金銭に関して、法律では特別の規定を置いているからです。

普通の「物」、例えば、カメラなどと金銭は、法律上の扱いが異なります。 基本的には、カメラなどの物が消費できるものかどうかは議論の余地があると思いますが (一般的にはそうは見られませんが)、もっとわかりやすく言えば、調味料などの貸し借り は典型例になるでしょう。

金銭も、使えば、それは「消費」ですから、返却するときは、 借りた額と同額の金銭、利息があれば利息も含めて用意して、 返却することになります。

一般的にいって、生活の中では頻繁に起こることではありますが、 特に意識することもないですし、法律上の問題になることも殆どないといっていいでしょう。

消費貸借契約が法律上の問題になりうる場面は、やはり、 利息付金銭消費貸借、つまり、キャッシングの場面に限られるのでしょう。